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柴田「毎日、闘ってますよ!」新日LA道場で棚橋との2ショット対談が実現

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柴田「毎日、闘ってますよ!」新日LA道場で棚橋との2ショット対談が実現

4月14日放送のワールドプロレスリング柴田勝頼の近況について放送された。

番組内では、ロス道場での指導の様子や身体の状態についてインタビューし、満身創痍のエース棚橋との2ショット対談も実現。

映像で見る限り指導に当たる様子はなんとも楽しそうで、ロス道場のコーチとしての活動が充実していることが伺えた。

緊急入院そしてドクターストップ

2017年4月9日のオカダとのIWGP戦後意識を失い緊急搬送された。原因は「硬膜下血腫」。バチバチファイトのダメージの蓄積によるものと思われる。その後、8月にファンの前に姿を見せ挨拶をしたものの、リング復帰は未定のまま。
 
「大丈夫かと聞かれると、なんと答えたらいいのか分からない。生きています。」
懸命のリハビリを続けてはいるが、まだ先は見えない。
 
そんななか、3月25日に新日本プロレスがアメリカ進出の拠点となる「ロサンゼルス道場」をオープンさせた。そのロス道場のヘッドコーチに就任したのが柴田勝頼。自ら率先してこのロス道場の設立に尽力した。

 

新日本ロス道場での柴田の存在感!

柴田「この(L.A道場の)話がなんか出たときに、これだなって思ったんで。日本でいま俺がやってきたことというか、治療だったり怪我してからの、ある程度やってそろそろ動きたいなと思ってたんで何かしら」

首に赤タオル、手には竹刀をもって指導する姿は、まさに新日本プロレスの道場。ここには、柴田にトレーニングしてもらいたいと思うレスラーの卵が世界中から集まってくる。

柴田「ここから一人でも選手が新日本のリングに上がったり、新日本のL.A道場で育った選手が活躍したってだけで、可能性って広がると思うんで。俺がいま(試合が)できない状態のうちに、一緒に練習してすげぇいいヤツがいたら、そいつに落とし込みたいですしね。『俺はどこまでできるのか?』っていう挑戦ですね」

柴田の新しい闘いは始まっている。ファンとしてはリングで闘う柴田の姿を見たい。だがここで焦って復帰してほしくはない。

今回は無事命を取りとめたが、次倒れたときはどうなるかなんてわからない。しっかりと直して、自分もファンも納得できる試合ができるようになってから帰ってきてほしい。

柴田「頑張ってます、本当に。毎日汗を流して闘ってますよ。That’s it!(以上!)」

 

棚橋とのLA対談

番組内では棚橋との対談の様子も放映され。

柴田「(今の棚橋について)心配っちゃ心配。心配って言ったら、すげぇもう…元気出してくださいよ」
棚橋「いや元気ですよ」
柴田「この空! いい天気」
棚橋「レスラーの浮き沈みがあるじゃないですか。レスラーとしてきっかけがつかめないときに、(日本から)L.Aに行きたいですね」
柴田「そう! それがいいと思うよ」

ワールドプロレスリングより

 

かつては犬猿の仲だった2人が、今では“さん”付けで呼び合い、お互いの現状について励まし合う姿は、ひと昔前では考えられなかった。

今でこそ日本のプロレス界を独走する新日本プロレスだが、13年前、格闘技ブームの波を受けてプロレス業界全体に明るい未来が見えなかった。

この時、新日本プロレスを愛するがゆえに、それぞれの新日本プロレスを目指して道を別れていった2人。その後、それぞれが理想のプロレスを体現することで、新日本プロレスは見事によみがえった。

だが、そのために酷使した身体はボロボロになった。レスラーとしての円熟期にさしかかった今、ロサンゼルスの青空の下で、今度は自分自身をよみがえらせて、セルリアンブルーのマットでまだまだ輝いてほしい。