NEVER王者後藤はベルトの価値を盟友・柴田以上に上げることができるのか?
NEVER王者後藤はベルトの価値を盟友・柴田以上に上げることができるのか?
どんたくシリーズも中盤戦にさしかかり、タイトル戦に向けていよいよヒートアップしてきました。IWGPタッグ戦とIC戦を控えて、鈴木軍とLIJは毎回大混戦を繰り広げています。両軍のトップが千両役者だから、大会を盛り上げるのがうまい!
試合が終わってからもお互いにコメントで引っ掻き回し、4.29熊本のIC戦に向けて注目が集まっています。
その一方で、もう一つのシングルベルトNEVER無差別級王座はイマイチ盛り上がらない。
4.27広島でのタイトル戦が決まっている後藤は、
「俺はこのベルトを『日本人のもの』として価値を上げていきたい。武骨なゴツゴツした戦いができる人間だけが巻くことを許されるベルトにしたいんです」
盟友・柴田によって輝いたベルトを防衛し続ける決意をにじませているのだが、そのベルトの輝きは盟友の手によって今、まさに地に堕ちようとしています。
NEVERベルトと柴田勝頼
先日、ワールドプロレスリングでインタビューが放送され、LA道場で必死にリング復帰を目指す「ザ・レスラー柴田」の様子が放送されました。
回復が思っているように進まない中でも、前進することをやめない姿に感動した人も少なくないはず。
その柴田が、価値を上げていったベルトが『NEVER無差別級王座』。2016年の1・4で石井から奪ってから、「一人世代闘争」と称して「第3世代」を相手に防衛を重ねていった。その闘いぶりが注目され世界中からも対戦を熱望されて、月1ペースで防衛を重ねて行く中でベルトの価値も上がっていったんですね。
初代王者の田中将斗に始まり、最多防衛記録を持つ柴田と石井に代表されるゴツゴツと身体をぶつけ合うファイトスタイルのレスラーに似合うのがこのベルト。
荒武者・後藤にもスタイル的には合ってはいるんですけどね。
柴田から後藤へ
そんなベルトを引き継いだのが高校の同級生であり盟友の後藤。
2017年の1.4で柴田から直接ベルトを取った。
後藤「明日からNEVER王者として、胸を張って、自信を持ってリングで闘いたいと思います」
柴田「俺、リマッチはしない……。もう、この先、後藤が月1ペースで(防衛戦を)やっていけばいいんじゃないですか(苦笑)。俺は俺で、(ベルトを)持ってる間に、自分のプロレスを、あのベルトで表現できたんで。どうなっていくかわかんないけど、今のところ俺には、(再戦を)するつもりはありません。やったって、面白くないでしょ? 新しいヤツがやりゃいいんだよ」
新日本プロレスより
その後、4月に鈴木みのるに奪われたが、2018年1.4に再度ベルトを取り戻した。
後藤「柴田には特別な思い入れもあるし、彼が今後どうなるか分かりませんけど、このベルトを俺が持ってることで、より一層、彼も戻りやすくなると思ってるんで。まぁ、今後どうなるか分かりませんけど、俺はこのベルトを持って彼を待ってますよ」
おかげでベルトの輝きがどんどん堕ちていってますよ。
後藤「俺は必ず柴田の弟子を迎え撃つ。そのためにもこのベルトを守り続ける」
柴田の弟子が来るまでベルトを防衛すると言っているが、そんな先まで防衛されたら、ベルトの価値が紙になってしまう。
NEVERより上を狙ってほしい
https://twitter.com/njpw1972/status/987544430469988352
技も派手で、イケメンで体格もすばらしい。なのに試合内容がしょっぱくて、常に悪い意味でファンの期待を裏切っている我らが殿。
ベルトを防衛すれば価値があがるわけではない。試合内容がベルトの価値を上げるんだ。今回ジュースに勝つと最多防衛回数で石井と柴田に並ぶことになるが、試合内容でもしっかりと並んでほしい。
まだ年齢てきにも終わる年じゃない。殿の覚醒に期待したいです。